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かもめの学校「美しい景観が住みやすい街をつくる」シンポジウム

本日かもめの学校第3回「景観の本質を考える」シンポジウムに会派の議員と参加してきました。

会場は横浜開港記念会館、大講堂で450人の会場がほぼ満席に近い状態でした。私は少し開始に遅れてしまったので2階席からシンポジウムに参加いたしました。

山本理顕氏(建築家)の基調講演のあと、鈴木伸治氏(横浜市立大学准教授)をモデレーターとして山本氏、赤堀忍氏(芝浦工業大学教授)、木村草太氏(首都大学東京准教授)のパネルディスカッションが展開されました。

具体的にはMM21地区の建築計画を契機に、今一度「横浜らしさ」をつくる「景観」の本質的な意味をデザイン行政のモデル都市横浜から考えていくものです。

もっと具体的には、MM21地区16街区の横浜市の土地貸付に関連して、景観条例だけでなく、行政のスタンスとして悪しき前例にならないか、との警鐘ではないでしょうか?

現状を改善する案として「結婚式場の公開プロポーザル」や「他都市(国家)の景観行政を学ぶ」、「行政・市長の最終的な判断」などパネリストからも積極的な提案が出されていました。景観と法の説明では行政の責任や、市長を選んだ市民の責任にも言及されていましたが、市会議員として2定において「採択」を表明した請願が不採択になったことに対して改めて残念に思いました。

フランスなどのヨーローパ諸国だけでなく、景観という公共財に対して先進的な事例を学び実践していくことが、今まで景観行政で他都市をリードしてきた横浜がとる道なのではないかと思います。シンポジウムに参加して、本年4月にシンガポールの都市開発庁やシティギャラリーを視察させていただいたときにも、シンガポールの行政は「こういう街をつくるんだ」という意思を強く感じましたので、その時の情景模型を再掲いたします。

 

 

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