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中国(成都・上海)最前線視察団

11月2日から6日まで、中央大学大学院戦略経営研究科の服部健治教授の「ハットリ会」成都・上海最前線視察団の団員として中国の成都・上海に調査研究をしに行ってきました。

 

 港北区の豊田議員といっしょに全員で10名の企業視察団に同行させていただいたのですが、私達以外では化学・食品・流通・介護・メーカー企業のそれぞれミッションを持った方々と視察を同行できて自分の知らない分野の知識が広がったと思います。中国には2年前伊藤市議と一緒に小・中・高校を視察し、また経済の視点では1年前11月にミャンマーを強行軍で視察しましたが、企業の中国の最前線を日本企業の働き盛りのビジネスマンと、さらには中国ビジネスのスペシャリストの先生とご一緒に勉強できる機会をいただけたことはとても幸いです。

 

写真は四川一汽トヨタ有限公司です。中国の会社の仕組み等々については省きますが、今回のミッションとして中国の最前線で働いている日本企業の現場のご意見を多数きくことができました。

 

 

 こちらの工場では「コースター」と「プラド」を製造しています。ちなみにトヨタだけでなく、この後視察した全ての工場で生産ラインや内部の写真は撮ることが許させていませんので、会議室等会社の雰囲気が伝われば幸いです。

 

 基本的な情報ですが、成都は三国志でも有名な都市ですが、成都が含まれる四川省は面積48平方キロ(日本の約1.3倍)で人口は約8,100万人。現在は直轄市になった重慶市と合計すると人口は1億1,000万人となります。2012年の経済指標でいうと、四川省のGRPはタイ1国のGDPとほぼ等しいということになります。一人当たりのGDPでいうと日本の5分の1位になるのですが、買い物等の感じでは物価は日本の2分の1から3分の1位かと思います。円安なのでこのように感じたのかもしれません。11月7日のレートでいうと1元=16.21円のようです。

 

 さてトヨタの話に戻しますと、四川省は年間15%の経済成長を続けています。ハードの整備は進んでいるがソフトの整備はまだ追いついていないというのが現地の幹部の方の感想でした。また、こちらの視察団からも何点か質問をっせていただきましたが、その中で印象的だったのが、苦労している点として、中国との関係よりも日本本社との関係の方が気になるという点です。確かに成都から本社、岡崎までは上海経由で10時間という地理的条件がそうさせるのだと思います。

 

 

次に訪問したのは伊藤洋華堂双楠店です。イトーヨーカドーが四川成都市に出店したのは1997年になりますが、今日までの16年の変化を勉強させていただきました。

 先ほどのトヨタ自動車とも重なりますが、販売のターゲット層が一番のトップ層から段々とボリューム層である中間ミドルに移ってきているし、「イトーヨーカドー」という信頼の日本ブランドを維持していることがよくわかりました。帰りには私達のバスが見えなくなるまで中国総代表総室長がお見送りしていただけたのはとても感動的でした。お話によるとこの16年間で「ものを投げて売る(本当に商品を投げる)」時代からしっかりとお客様の視点で売れるようになってきたとおっしゃていたのが印象的です。

 日本とは違い、イトーヨーカドーは百貨店の位置づけにあたります。質疑の時間で教えていただけたこととしては中国(重慶市)においても消費者の動向が買い物だけがレジャーだけではなく、楽しみながら買いたいという気持ちを満足させないといけない時代になってきたということです。しかしながら、衣料分野に売り上げが特価しているイトーヨーカドーも他の企業も差別化という点において苦労をしているそうです。

 

 またこれもトヨタと重なりますが昨年の日中間の問題により2012年の売上高は下がっているそうです。

 

この他に上海も視察させていただき、日系企業としては、大塚(上海)食品安全研究開発有限公司と上海卓多姿中信化粧品有限公司(資生堂)。中国人が経営する養老院(老人ホーム)である親和減有限公司を視察しました。

 今回の視察では食事中をはじめ、移動のバスの中、更には資料提供により飛行機の中でも服部教授のレクリエーションがあり、中国経済の最前線を短期間で効率よく学習することができました。その中で服部教授がおっしゃていたこととして、日本が抱える中国への最大のリスクは、中国という巨大な市場を失う・放棄することであり、その危険は大きく2つあるということでした。一つは日本が中国が戦争と呼べるような、状態に突入すること。もう一つは中国自身が不安定な状態に突入することであります。私は政治家ですから現在の中国と日本の冷え切った関係を少しでも温かくする行動も考えて活動したいと今回の視察を通じて考えさせられた次第です。

 

 

 

 

 

 

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