1月23日(月)、先週に引き続き、政令市における中学校給食実施の実態を知るべく、神奈川県相模原市を訪問させていただきました。写真は本日市役所内でいただきました、中学校給食です。人生で2度目の中学校給食をいただきました。メニューは「豚肉のしょうが焼き・マッシュポテト・温野菜・にんじんじゃこサラダ・栄養まんまる揚げ・ごはんに牛乳。総カロリーは828kcalになります。
相模原市における中学校給食の実状としては、全相模原市立中学校37校の内、給食センター方式を実施している7校を除いた30校で弁当併用によるデリバリー方式の完全給食を平成22年11月1日から段階的に実施し22年度15校、23年10月31日で残りの15校、計30校給食を開始しました。
教育委員会の担当者の方から説明を受け、平成22年度から実施に至った「中学校完全給食の概要」について順次質問、意見交換をさせてもらいました。経緯としては、平成18年3月にありました、津久井町・相模湖町との合併、平成19年3月の城山町・藤野町との合併に伴う諸条件の中で、「中学校給食」についても議論がなされていたという下地もあるようでした。その後、平成20年11月に「相模原市立中学校完全給食実施方針」を策定し、平成21年から予算措置がされた事がわかりました。(余談ですが、相模原市中学校給食について、横浜以外の他都市からの視察も月に1回程度要望があるそうで、説明のポイントが絞られていてとてもわかりやすかったです。)
現状は市内30校で1日あたり8,750食〜10,500食(喫食率50%〜60%)で、1食300円で始めの写真のような給食を中学生に提供しています。23年10月31日から実施されたこともあり、大きな問題点は特に上がってきてはいないようです。
中学校の給食メニューはHPで確認できます。
実施に至る経緯としては給食室1室を建てる費用(約4億)と維持費用を計算してデリバリー方式を選択したようです。頂いた資料によると、初期費用は約4.6億(国庫1.2億を含む)維持費用が30校で約6.5億円になります。
先日のブログでも試算しましたとおり、横浜市にとって一番いい形での中学校給食実施に向け、教育委員会にしっかりと訴えていきたいと思います。詳しい内容はみんなの党横浜市会議員団で作成する報告書等でお伝えしたいと思います。
(1月23日相模原市役所にて)