
2023年3月13日(月)予算決算分科会部局別審査で教育委員会の審査が行われました。
以下質問の概要を記載します。
Q1 予算説明資料P45、P53
「今月1日昼過ぎ、埼玉県戸田市の市立中学校で、刃物を持った17歳の男子高校生が校舎3階に侵入し、男性教員に切りつける事件が起きました。」色々と真相はまだわかりませんが、児童生徒がいる学校が狙われる事件が数は多くなくても起っているようであります。
改めてですが市立学校の防犯体制の現状と取組について伺います。
Q2
本定例会代表質問で給食費無償化に関する質疑の市長は「15億円程度」と答弁されたが、その積算根拠は予算説明資料のP11~12でよろしいでしょうか?
A P114 1,544,968(千円)
予算説明資料P107
Q3 歳出合計 △182,026(千円)
主な要因について伺います。
Q4予算に対する教育長の率直な所感を伺います。
次に、市長施政方針の中で学力向上が取り上げられていました。
予算の概要P40にも1GIGAスクールのさらなる推進に372,465千円が計上されています。
予算説明資料ですとP42が主にそれにあたると思います。
Q5
そこで主な予算の内訳は①ネットワーク環境の強化と②ICT支援員配置かと思いますが、それぞれの予算額について伺います。
Q6
②ICT支援員配置、小学校が月2回。中学校が月1回訪問となっていますが、具体的にはどのような活動をされていますか?職員室で空き時間の教員の相談や放課後の学校全体の研修や授業そのもののサポートなどでしょうか?
Q7
説明資料P42 委託料が22,030(千円)計上されていますが、昨年度は67,650(千円)でありました。R5年度はR4年度と委託内容において何が異なるのでしょうか?
Q8
R5年度予算説明資料には金額の多いもので(1)GIGAスクール推進事業②にネットワーク機器設定等委託料59,261(千円)が項目として増えています。
市長は学力向上の中でGIGAスクールの推進とICT支援員に触れていますが、GIGAスクールの推進が学力向上に繋がったとする事例があるのでしょうか?
(参考) 2019年12月19日 文部科学大臣 萩生田光一
「忘れてはならないことは、ICT 環境の整備は手段であり目的ではないということです。子供たちが変化を前向きに受け止め、豊かな創造性を備え、持続可能な社会の創り手として、予測不可能な未来社会を自立的に生き、社会の形成に参画するための資質・能力を一層確実に育成していくことが必要です。その際、子供たちが ICT を適切・安全に使いこなすことができるようネットリテラシーなどの情報活用能力を育成していくことも重要です。」
学力向上についてです。(要望)
予算説明資料のP25~P30が主な部分かと思われます。
事務事業等の総点検でいう「学力向上事業費」では学力向上の視点からは小学校4年生と中学校1年生を中心とした学習支援が効率的で効果があると分析されていて、R4年決算委員会でも効果について確認させていただきました。
予算説明資料P26⑮学習支援員 延9,030日で前年度と同程度と確認できました。
(参考)R4年9月決算委員会
「◎教育指導課長
ここでは学習支援員のことについてコメントさせていただいているところが多いと思うのですが、確かな学力の育成につきましては、様々な施策や取組が一体となって機能することが有効であると考えております。少人数学級の指導でありますとか、学習状況調査の活用等もそれに含まれてくるのかなと思います。
学習支援員の配置については、10歳の壁と言われる小学校4年生と、それから小学校から中学校に進学して、生活や学習に戸惑いを持つ中学校1年生にターゲットを当てながら取り組むことで、より効率的で効果的な取組が推進されるのはないかと考えておりまして、現在、取組を進めているところですが、今後も継続して、その成果等は分析してまいりたいと思います。」
令和4年度には教員免許制度更新制度の廃止がありました。
教員免許の更新制度が、令和4年7月1日をもって発展的に解消されたこともあり、横須賀市内で法律的に教壇に立てる方も潜在的には増えたと思います。学力向上には学習環境の充実とともに人的配置が有効と考えますので引き続きご尽力のほどよろしくお願い致します。
予算説明資料P29 国際コミュニケーション能力育成事業費
(1)ALT外国語指導助手派遣業務 100,000(千円)
P28 (2)チャレンジアップ支援事業 1,829(千円)
市内中学校の英語の学力向上の指標として外部評価(英検など)を導入していただきたいと考えています。
令和3年度英検3級の取得率が約38%と伺っていますが、コロナ禍前の令和元年、近隣都市の様子とし中学校3年次までにおおむね95%の生徒が英検3級、そして準2級に至っても80%程度の生徒が取得する手法があることを本会議でも質疑させていただきました。
英検やTOEICのスコアが全てであると私は考えておりませんし、同校の先生も同じ考えで、生徒が英語を使えるようになるようなカリキュラム、システムを実施していく中で、英検という結果が後からついてきたというのが実情のようでした。1億円の委託料がけしからんというつもりは全くないのですが、それよりも安価でしかも結果が出やすい教育手法が近隣市に存在するのですから参考にしない手はないのでないかと感じています。
Q9
そこで、教育長に伺います。教科書を徹底的に使いこむ教育手法、「5ラウンドシステム」は(生徒にとっては英語の教育効果がすこぶる高く、教師にとっては副教材等の授業の準備の削減もでき、横須賀市にとっては財政支出のほとんどない施策と、いわば三方よしの現状、)公立中学校に最適に近いカリキュラムだと考えます。試験的にでも導入することはできないか、あらためてお伺いいたします。
(参考)令和3年6月教育長
「これを受けて、全ての授業においてですが、すぐに5回の繰り返しは難しいため、まずは10校において、教科書全体を通してではありませんが、単元の中で3回程度、教科書の内容を繰り返して生徒の理解を深めるという実践を行いました。
令和2年度については、新型コロナウイルス感染症により一斉休校があり、本件に関わる研究は実施できておりませんが、今年度においては引き続き実践し、その効果を検証してまいります。」
説明資料P58(8)民間プール施設活用委託料 1,492(千円)
予算の概要P42 6,057(千円)
Q10
新規事業ですので、事業の計画の詳細と予算額の内訳について伺います。
Q11
モデル事業ですので、この事業の評価スケジュール、内容、項目、金額等現時点での想定内容について伺います。
以上です。
次回環境教育常任委員会が3月15日(水)
予算決算常任委員会が3月22日(水)
本会議が3月24日(金)に開催予定です。