
2023年3月9日(木)予算決算分科会部局別審査で環境部の審査が行われました。以下大きく3点
①一般廃棄物(ごみ)処理実施計画、②ごみ収集車購入事業費、③一般廃棄物排出指導事業について伺いました。
以下大まかな質問内容になります。
説明資料P1
令和5年度 一般廃棄物(ごみ)処理実施計画
Q1(確認のため)
質問は主に1~2頁の内容になりますが、この実施計画は、令和4年3月に策定された、(廃棄物処理法第6条第1項の規定に基づき、長期的視点に立った本市の一般廃棄物(ごみ)処理の基本方針となる)一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(第7期)の各データや考え方をもとに精査されたと考えてよろしいでしょうか?
Q2
R4年3月の策定時よりも、既にいい結果がでつつあると私は認識します。左上のいわば総量、排出量が119,843トンとなっており、(第7期)一般廃棄物(ごみ)処理基本計画のR6年度とR7年度の間位の計画値に近くなっているとみてとりましたが、基本計画よりの策定時より(いい結果で)1年半程度計画値が離れていることについての分析や認識はいかがでしょうか?
(ごみ)処理基本計画では、(2)計画の評価・見直しで「計画策定の前提条件に大きな変動があった場合には、必要に応じて見直しを行うこと」とされていますので、数値目標等がクリアになった場合も適宜見直しもお願い致します。
Q3
本定例会本会議の部長答弁にて
「H13年4分別が始まった年度に比べ約20年がたちゴミが34%が削減されている」旨発言があったと記憶しています。
確認のためこの削減というのはごみの総排出量の比較で34%減ということでしょうか?
Q4
ごみ処理経費の比較でいうと何%減になるのでしょうか?
第6次基本計画の参考値としてH12年度では約73億円、R4年9月予算決算常任委員会でR3年度は54.1億円とご答弁いただきました。
(約25.9%減)
第6次基本計画で遡ることができるH23年度と先ほどのR3年度を比較するとごみ処理経費は約
61.6億円と54.1億円であり、約12.1%減であります。
更に直近の6年間に絞ると大体55億円を境に増減している傾向が見られます。
予算説明資料P31
3ごみ収集事業費1,209,090(千円)、前年度1,206,884(千円)
とありますように、ごみ収集事業費に大きな変化はなく、僅かではあるが上昇しています。
Q5
そこで、近年横須賀市のごみの総排出量は減少しているが、ごみ処理経費も必ず削減しているとは言えず、寧ろ経費が増えていることもあります。その原因はどこにあるのでしょうか?
Q6
私は、ごみ削減に取り組んだ結果、経費の削減につながり他の政策に予算が付き暮らしやすさや利便性が上がっていく事が実感できることで更に、ごみ削減などへ取り組む動機づけにもなるのかと考えていました。しかし現状その効果に期待することは難しい・・・何を動機(モチベーション)に市民はごみ削減に取り組めばよろしいでしょうか?
Q7 基本計画の8頁に書かれているように、収集運搬費が増加傾向にあるのですからその経費の削減にとり組んではいかがか?
Q8 予算説明資料P31(1)久里浜収集事業所ごみ収集直営事業65,588(千円)
年度ごとの推移の分析にも「定日収集業務の収集量は減少傾向であるものの、ごみ集積所の箇所数は変わらないため、収集業務に係る経費の削減は困難」とあります。
議事録も調べたのですが、H19年度の委員会質疑において集積所の数は約8,000箇所、R4年3月の委員会質疑においては約8,700箇所とありました。確認のため、集積所数の推移は約15年間で700程度増加と考えてよろしいでしょうか?
Q9 今後の集積所数の推移も同様でありますか?
Q10 本定例会本会議の部長答弁にて
「ごみ袋有料化に伴う減量の試算はこれからさせていただければ」と記憶していますが、人口だけでなく世帯数も減っていくことが見えつつある横須賀市のごみ処理において、ごみ集積所の適正数や適性配置の試算、シミュレーションも合わせてしていただきたいと強く考えますが如何でしょうか?
Q11
R3予算決算常任委員会
(参考)◎廃棄物対策課長
「今回の委託料につきましては、令和元年11月に条件付きの競争入札を行いました。
その際に、まず仕様書に記載した条件としましては、今14区域、それぞれ委託で業者を分けているのですが、世帯数と、ごみ集積所数と、ごみ収集車が横づけできないごみ集積所の数等をそれぞれの区域ごとに提示しまして、それを参考にして、業者の方が入札で金額を入れていただくという形になりますので、特にごみ量で増減するということではございません。」
予算説明資料P32
(2)ごみ収集委託事業 906,194千円
次年度R6年10月31日に現契約が期限を迎えます。そこで今後の方向性について伺います。
R1年11月の競争入札の条件として、ごみ集積所数があったようですので先の質問に関連しますが適正配置の試算やシミュレーションも早めにしていただくようお願いします。
P33
(8)ごみ収集車購入事業 81,835(千円)
購入サイクルと第3次横須賀市行政改革プランに関連して、購入サイクル8年について本年度決算審査でも質疑させていただきました。その後本年2月16日の委員会審査において契約差金に関連してごみ収集車の耐用年数について「8年くらいを目途に考えているが、実際には9年~10年になってくるものも出てきがち」とご答弁があったと記憶しています。
ごみ収集運搬費を削減するのが現状難しいこともあり、せめて工夫ですとか部品取りとか可能な範囲で耐用年数の基準も考え直せる部分は改訂してもよろしいのではないかと考えます。決算審査のご答弁にも「現実として、エンジンの部品ですとかは、10年で生産が終了することが多くあります。」とありました。先ほどからごみの削減とごみ処理経費の関係でごみが削減されても直ちにごみ処理経費が削減されることではないことがわかってきました。ごみ処理において横須賀市の傾向では、1台あたりの積載量は今後も減ってくるはずですから、車体へのダメージは想定よりも少なくなりつつあるかと考えています。
Q12
そこでエンジン等の部品供給も考慮しごみ収集車更新基本計画の更新基準年数を原則10年に段階的に移行していくのは如何でしょうか?
Q13
難しいようでしたら、原則8年ではなく、使えるだけ使うに変更しては如何でしょうか?
Q14
(新規)(4)一般廃棄物排出指導事業⑨ごみ収納ボックス等購入費補助金2,500(千円)
新規事業ですので、この事業の周知の方法について伺います。