先週行ってまいりました。特別委員会の視察の報告です。大分県にあります、立命館アジア太平洋大学(APU)とおおいた国際交流プラザに串田委員長(中区選出)と篠原委員(金沢区選出)と行ってきました。まず写真のAPUですが2000年4月に「国際相互理解」、「アジア太平洋の未来創造」を基本理念として開学した大学です。その名の通り、「アジア」により主眼を置き2011年5月1日現在、学生院生の総数は5980人。留学生は2692人と総数の約45%となっております。さらに留学生の約91%、2462人がアジアの国・地域からの留学生でありおおきな特徴がここにあります。
この度の視察では、本年度の国際文化都市特別委員会のテーマである「多文化共生」にスポットをあて、2000年から現在に至るAPUの苦労や成功体験をスタッフの方とともに、留学生も交えて意見交換をすることができました。人口約12万人の別府市において6000人近い学生を抱えるAPUの影響は「多文化共生」だけではなく「地域活性」という面からも非常に大きいです。また大学の立地場所が別府市の中心部から少し外れた高台にあり、学生が大学以外で活動する場合には必然的に、地域(別府市など)関わるような条件にあるのがとても興味深い点でした。今回の視察は「多文化共生」という視点から勉強させていただきましたが、比較的新しい大学で留学生も多いという環境から、常任委員会の「教育」の視点からも視野が広がった視察でした。校内を一緒に回り説明をしてくれた中国からの留学生からもAPUで使う言語についても知ることができました。日本語・英語が共通言語としてその他に中国語・韓国語・タイ語・・・と増えていくそうです。留学経験が無い私から見ても、言語や多文化を学ぶ環境としては日本で最高水準の環境がAPUにはあると感じられました。
APUのスタッフの皆さま、並びに校内を一緒に回ってくれた貝貝(ベイベイ)さん、そしてAPUのOBが働く株式会社日清観光の呂さんと海外事業部次長溝口さん、貴重なお時間とご説明ありがとうございました。またおおいた国際交流プラザでいただいた資料や施設の活用法など特別委員会で活用させていただきたいと思います。ほとんど全部の施設や会合で予定を大幅に超過し、大変丁寧に説明をしていただきありがたかったです。大分県民の気質でしょうか。たいへん勉強になった視察でありました。