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香港・シンガポール視察報告(その1)

 

4月9日から14日まで、香港とシンガポールに海外視察にいって参りました。

視察団は2班に分かれ、シンガポールに直接4人の議員団が調査・研究に入りましたが、私と平野議員(神奈川区)は香港に3日間滞在し、11日にシンガポールに到着しました。

 

今回の視察は主に平野議員が関心のある分野を中心に2国間の比較をテーマに回ることができました。

結論から先に述べますと、3月に六本木にあるシンガポール国際企業庁と事前に打ち合わせをしていたこともあり、私の興味がある教育の分野でも次回に繋がる提案を頂けた事も今回の視察の成果になると思います。

更に私も2012年第1回定例会で、交通局と水道局の審査を担当して以来、今回の視察箇所が興味関心のある分野が重なったので、有意義な視察になったと思います。

4月9日(月)は羽田空港から香港に向かいました。

街を回る時間がありましたので、交通網を気にしながら地域を回りました。バスはその時の写真です。

香港は車(マイカー)が多いのですが、同じ位バスも多く、これで採算がとれるのか疑問な位でした。

 

4月10日(火)は香港証券取引所HKEx 、Lawrence Fox氏と意見交換をしました。

横浜の水ビジネスを例に上げ、日本と香港を比較しながら今後の国としての経済成長、展望について意見交換をしました。

 

こちらからは、環境政策や新しい産業技術について提案をさせていただきました。Fox氏の言葉からは、香港の地理的背景もあるのでしょうか、「強い(経済の)中国があるので我々(香港)はこの先も大丈夫である。」というようなことを聞く事ができました。

最後に証券取引場を見学しましたが、時間がお昼休みであったため、働いている様子を見る事はできませんでした。

 

 

午後は香港政府運輸住宅局、港湾部門担当、Frankie T.K.LAM氏とKerr LI氏と港湾関係の政策について意見交換をしました。

香港発展の歴史的背景は地理的要因が非常に大きい事が理解できた。

香港政府運輸住宅局の2人の日本(特に横浜)の印象として、アジア北部に置いて、韓国インチョンよりは地理的にアドバンテージがあるだろうと、嬉しい言葉をいただいた。

 

 

 

4月11日(水)、香港政府水務署でIr LAM Chi Man氏と水道料金体系や水務署(水道局)の運営について横浜の現状を例示しながら意見交換をした。

日本(横浜)の水道と大きく違うのはトイレには海水を使用し、この使用は無料のため利益(ビジネス)にはならないというところである。

 

横浜ウォーター株式会社の例にあげ、横浜市の現状を説明したが、水道部門がお金を稼ぐという発想は香港の水道部門には無いようである。当たり前だが公共部門は公共部門の仕事しっかりとやるというのが根底にあるようだった。

単純なことだが、この原理原則こそが、借金が莫大に膨れ上がっている日本国政府や横浜市の財政を立て直す鍵になるのではないかと思いました。

 

午後はシンガポールへのフライトの予定がありましたが、文化観光局の取計らいで、香港の旅遊発展局のIrene Law氏と Selina Lenng 氏と時間は短かったのですが観光政策、MICE事業について主に香港の現状の説明を受けました。

横浜市が力を入れていく分野でもあり、こちらからも意見交換をしたところもあったのですが旅遊発展局のお二人が熱く香港の素晴らしさを説明していただき時間がぎりぎりだったのが惜しまれます。

 

その後、無事フライトに間に合い先に、シンガポールで調査をしていた、伊藤副団長(緑区)、大岩議員(旭区)、藤崎議員(青葉区)と合流できましたのでシンガポール(4月12日〜13日)の部分は稿を改めます。

 

また個々の詳しい内容は昨年度上海に視察に行ったときと同様、議員団として報告書を作成する予定となっています。

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